おさるの日記

感じること、思う事

男の子…この悲しくも弱きもの。息子を持つ母は複雑な心境なのです。

 

男女差よりも個人差の方がはるかに大きいです。

今日の話題はそれを前提にした話です。

 

 

ついにそうなったか… 

 

先日、興味深い話を聞きました。

 

知人の中学生のお嬢さんが、

学校での出来事として、こんな話をしたそうです。

 

「<○○君はかわい子ぶってる>って友達が言うんよ。

わざと勉強ができないフリをして、

僕ってダメでしょう?ってかわい子ぶるんだって」

 

かわい子ぶる…。 

 

私は「へっ!?」

娘の話を聞いた知人も驚いたそうです。

 

いまから40年ほど前、

私たちが中学生だった頃は、

それは「女子から女子に対して」言う嫌味でした。

 

「○○は、わざとできないフリしてかわい子ぶる。

男子の前だと絶対に「できな~い」って言うんよねぇ~。」

というふうに。

 

それが今や、女子が男子に対して言う言葉になったとは。

しかもそう言われるようなことを男子がするんだ…。

 

ついにそうなったか…と、

息子を持つ母としては、非常に複雑な心境でした。

 

男子を持った母親は、

自分は女性でありながら、息子が属する男社会の心配をする。

そんなねじれた気持ちを持つ複雑な生き物なのです。

 

なにかと優秀な女子

 

「効率化」と「清廉潔白」を過剰に求める今の時代、

男子と女子がまともにかち合えば、

多くの分野で女子が勝ってしまうような気がします。

 

学校の成績でも就職の試験でも、

上から順番に採っていけば、

女子ばっかりになるのではないかと言われていたり。

大学受験の学校推薦も女子が多いそうで、

内申点も女子の方が取りやすいですよね。 

 

これまでは社会的圧力で女子を押さえつけていたけれど、

その圧力が緩くなれば、

真面目で、何でもそつなくこなすことができる女子の方が、

男子の上を行くのではないかと思うのです。

 

(出産や育児問題があるので、

圧力が完全に消えることは無いと思いますが。) 

 

以前何かの本で、

男性と女性、それぞれのIQ分布図を見たことがあります。

 

女性の場合は平均値である100の近くに、

まるで桂林の山のように集まっていましたが、

男性のIQは上から下まで、

なだらかな丘のように広がっていました。

 

ものすごい奇人変人の天才もいるかわり、

どうしようもない人間も同じ数だけいる。

それが男性のIQ分布図。

 

これも当然、

個人差の方が大きい事には違いないのですが、

このIQ図は、なんとなく当たっているような気もします。 

 

男子には厳しい時代 かも  

  

凶悪犯罪を起こす率は、

どの時代どの年代をとっても、男性の方が圧倒的に高い。

 

自閉症と診断される確率は、男子が女子の4倍以上。

 

一卵性双生児の死産率は、

男子と男子の場合が、女子と女子よりも高いそう。

ストレスへの耐性の違いではないかと言われているんだとか。

 

ストレスに弱く、

体も弱く、

融通が利きにくく、要領も悪い。

気難しくて何かとめんどくさい男子。  

 

そんな男の子の成長はジグザク道。

あっちにぶつかり、こっちに当たり、

ゆっくりと大人になっていくように思います。

すんなりいかないのが男子の特徴ではないかと。 

 

あまりに効率や真面目さを求めすぎると、

男子に必要な「無駄な時間」と「無茶ぶり」を、

社会が許してくれないような気がするのです。  

 

男の子のすごいとこ

 

でもそんな男子の無茶なところやゆっくりとした成長も、

人の世には必要なのだと思うのです。 

 

女の子は地に足がついている。

でもそうだからこそ無茶ができない。

でも無茶をしないと

「今」を超えて行くことはできません

 

ロケットで月に行こうなんて、

無茶で壮大な夢を持つことができるのも男子。

 

何が面白いのか?何の役に立つのか?と思うようなことでも、

夢中になってし続けることができるのも男子。  

 

日常のこと、

今を継続していくことには大して役に立たないけれど、

想像したこともないような未来を開いていくのは、

男の子でないとできないような気がします。  

ワクワクするような何かを創造するのは、

男の子の専売特許ではないでしょうか。 

 

誰もが生きやすい社会に

 

女の子、男の子でカテゴライズするのは、

本当は間違っているのかもしれませんね。

男子と女子はグラデ―ションのように

互いの特質が混ざり合って繋がっているのだと思います。

 

女子が生きにくい社会は、男子にとっても生きにくい。

男子が辛い世の中は、女子にとっても辛いはず。

 

お互いの特質を理解して、

おおらかな気持ちで人を見ることができれば、

それが誰にとっても生きやすい社会なのでしょうね。

 

効率化も正しさも真面目さも、ほどほどが一番。

 

と言っても、

言うは易し…難しいですよね。

私もできないからなぁ…。 

 

いずれにしても、

男子、頑張れ!

ウジウジしてないで、行きたい所へ行けばいいよ!

自分のしたいことをしたらいいんだよ!

息子を持った母は、

みんな君達を応援しているよ!